やあ・・・調子はどうだい?
え・・・ボクかい?まあボチボチと言ったところさ・・・。実は今Power Hoverという鬼レベルの激ムズゲームで詰んでいてね・・・。
いや、フルコンプはもちろん狙うよ?でもコイツは・・・さすがに久々に一筋縄ではいかなそうだ。
覚えてるか?あの知る人ぞ知る某バカゲーを
初代PS最後の年(翌年からPS2の時代に移行する)、1999年発売の伝説的バカゲー(ネタゲー)「ペプシマン」に似たゲームといえばピンとくる人も多いのではないだろうか。
プレイヤーはホバーボードに乗ったキャラを操作して、上手く障害物を避けたりアイテムを取りながらコースを前進し、規定スコアに達するとクリアという分かり易いゲームだ。
一応ジャンルとしてはラン&ジャンプゲーム(ジャンプ操作はないが)に分類されるのだろう。いわゆる「前進」に相当するキーがなくキャラは自動的に前進する(スノボのイメージ)。そのためプレイヤーが行う操作は基本的に左右のスライド操作のみ、しかしこれがまた独特の挙動のため感覚を掴むのが難しい。またジャンプ操作も出来ないため(コースによってジャンプ台はある)本当に左右のスライドのみで障害物をギリギリで躱していかなければならない。
コースによって(滑走中でもアングルの変更有)視点が異なるのはなかなか面白い要素で、上手く難易度を引き上げていたりスピード感を演出していたりとカメラワークが非常に良い仕事をしている。
公式を見ると近未来的な都市や雪山、海上のコースなどユニークでプレイしてみたくなるコースがたくさん用意されているようだが、これらのコースはプレイヤー自らアンロックしていかなければならない。コース毎にギミックやミッションが異なり、それぞれ能力に特徴があるプレイアブルキャラ(こちらもゲーム内でアンロック必須)を上手く使い分けるのがコツなようだ。
これもう無理ゲーだろ・・・
プレイ初日でここまで出鼻を挫かれたゲームは本当に久々だ。もううろ覚えなのでハッキリとは言い切れないが、本家(?)ペプシマンと比較して軽く倍以上は難易度が高いと見積もっておいて良いだろう。
まず違いとしてラン毎に障害物やコースの形状が変わる(スタート位置がズレてるだけかもしれない)ので覚えゲー出来ない。
次に基本的に一発で(かすっただけでも)ゲームオーバーという点、これはコースとキャラの組み合わせによってはライフが機能する場合があるので例外もあるが基本的には一発でアウトだ。
更にジャンプやスライディング、ダッシュといった操作でタイミングを調整することが出来ないので障害物に配置によっては、ある程度「賭け」が必要になる。
これはペプシマンにも言えたことだが、ゲーム本体の価格設定が重要なポイントであろう。これが1000円近い値段で売られていたら間違いなく大半のゲーマーは「何だよこのクソゲーはっ!」と罵っていたはずだ。
ペプシマンも当時のPSソフトの平均価格帯が4800~6800円だったことを考えれば定価2800円と安い部類に入るが、本作にいたってはなんと定価498円である。これで「たった500円以下でクソ難しいゲームに挑戦出来る!」となってしまうのだから不思議なものだ。
まあ実際価格に見合ったクオリティを備えている作品であるし、難しさと「実績」があるおかげでゲーマーの腕試し&ゲーム発掘に良さ気な作品である。全実績解除は結構骨が折れる作業だと思うが、真のゲーマーなら乗り越えられるはずだ。健闘を祈る!!
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