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【Voidが本番!】色の力で世界を救う?Nihilumbraをレビュー【2D横スク】

【Voidが本番!】色の力で世界を救う?Nihilumbraをレビュー【2D横スク】

おや?どうしたんだいニヤニヤして・・・ああ!そうか、なるほど。

さてはここのところの雨続きでゲームが捗ってしょうがないってとこだろ?ほら、やっぱりそうだよな!

こんな時こそ積みゲー崩したり、トロフィーや実績稼ぎが捗るってモンだよな!!


色の力を使って道を切り拓け!

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Nihilumbraは虚無(Void)から生まれた生命体(以下主人公)の、彼を取り込もう(取り戻そうと)とするVoidからの逃亡と「外の世界」への冒険を描いた本編と、逃亡の最中に出会った「色」から得た「色の力」を使って世界を救う「Voidモード」の2編からなる2D横スクロールパズルアクションゲームだ。

主人公は冒険の途中でそれぞれ異なる色を持つ「花」と出会い、色の力を手に入れる。素のままでは不可能な状況も周囲に色を付け、色の力を利用(味方に)することで道を切り拓くことが出来る。各色の能力(全5種)と色を消し去る虚無の力を上手く組み合わせながら進まなければならない場面も多くパズル要素が強い反面、難しいタイミング操作などはほとんど不要なのでアクション性はおまけ程度と考えると良いだろう。

例えば水色は地面に塗れば「氷」のように床が滑るようになり高速移動(とそれに伴う超飛距離ジャンプ)が可能になったり、黄色は「電気回路」の役目を果たし停止している機械と離れたところにあるバッテリーを繋ぐことで機械を動かすことが出来る(電波で敵を倒す場面もある)といった具合だ。

本番は2週目(Voidモード)解禁後からだ!

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本編(1周目)をクリアしたら、2週目(Voidモード)が解禁される。実はここからがこのゲームの「本番」だ。

本編が「表」だとすればVoidモードは各ステージの構造が変化した上で敵の数も増え、仕掛けも複雑化するなど難易度がグンと上がったいわゆる「裏面」と考えると分かり易いだろう。

Voidモードは仕掛けの位置から敵の配置から全て計算され尽くしており、タイミングもかなりシビアでゴリ押しは不可能だ。「こうでなければならない!」とズバリ明確な答えを出さなくてはならないので、パズル好きには持ってこいの内容だ。

ステージ数は本編とVoidモード合わせて全82ステージとそこそこボリュームがあり、クリアまで約10時間とこの手のゲームとしてはやりごたえ十分といえる。

実績ゲーとしてもかなり優秀!

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一番オススメしたいポイントがここなのだが、このゲーム「全実績解除狙いゲー(ボクの大好物だ)」としてもかなり優秀だ。

メインの進行から大きく外れるような実績が少なく、大半の実績が本編とVoidモードのステージクリアによって取得可能であり、加えて取得条件が特殊な一部の実績についても多くのプレイ時間や理不尽な難しさを要求するものではない。全ステージクリア後にちょこちょこ戻って取り直しても、それほど面倒に感じないだろう。

それゆえ実績を気にしながらゲームを進める必要がなく、安心してメインストーリーに集中出来るのだ。この点こそが分かる人には分かってもらえる、teketow的「通な推しポイント」である。

全実績解除に失敗したゲームの山に埋もれ、自信喪失気味のゲーマーの特効薬としても効果があるはずだ。置き薬ならぬ「置きゲー」としてライブラリに入れておくことをオススメしたい。

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