【Steamカスタマーレビュー不評】一度も剣を振らないでクリア出来るRPG！Dark Ghost RPGがクソ過ぎワロタ【怒涛の10連発企画】

諸君・・・ボクは今とてつもない恐怖感に囚われている。

自身の想像を絶する破壊力を持った「汚泥に塗れた魔物（クソ中のクソ、穢れたクソゲー）」に出会ってしまったからだ。魔物、ケダモノ・・・いや、アレはそれらよりも遥かにもっと禍々しいものだ。

言うなれば「深淵」そのものといったところであろう。

だが同時に自分の中で恐怖を上回る「憤怒」が沸き起こってくるのが分かる。

全てを「救う」ことなど不可能なのだ。

全てが狂気の沙汰

10連発企画第2弾にして、早くもボクはこう確信している。「これ以上のクソゲー（というよりクソ以下）は存在しない」と。

Dark Ghost RPGはそのタイトルからして明らかにダークソウルのオマージュであろう、Nikita “Ghost_RUS”製作のRPGゲームだ（RPGとよんで良いものかどうか分からないが）。

オブジェクト、アクション、雰囲気、そしてタイトルと、どれを取ってもダークソウルを意識した作品であることは疑いの余地もないが、作品の完成度としては「中学生が夏休みの課題でダークソウル風のRPGを作りたいと思い立ち、かなり頑張って操作キャラのモーションを似せるところまで上手くいったものの途端に飽きてしまいそのまま完成度1％の状態で放置、夏休み最後の一週間で慌ててその1％をコピペしまくって一応形に仕上げた（販売に漕ぎ着けた）」といったところだろうか。

とかなり辛辣な感想を述べてしまったが、ダクソを知っている人間からすればツッコミどころ満載であり、コレはコレで「お笑い」としては合格点を出せる作品である。

全裸から始まる冒険

何の説明もなされないまま、唐突に全裸の状態でスタート地点に放り出される。

世界観もストーリーも、更に自分が何者であるかさえも分からないままに。

このモヤモヤは拾うことが出来るアイテムなのだが、気が付くまでに僅かばかり時間を要してしまった。

篝火のようなもの

どうやらスタート地点にあるオブジェクトに祈ることでレベルアップが可能らしい。

ダークソウルでいうところの「篝火」のようだ。

ザコの攻撃力が異常に高い

スタート地点に立っているだけで、いきなり遠方からザコが殴りにかかってくる。視認範囲が割と広いようだ。

見た目もダークソウル3の亡者にそっくりでモーションもそれとなく似ている。

動きが遅いので簡単に倒せそうなものだが、操作性がかなり悪く剣がなかなか当たらない。

しかしここであることを閃いた。

「このゲーム、作りからしてステージクリア制っぽい（オープンワールドはありえない）し、ボスとか絶対いなさそうだ・・・。ひたすら逃げてればいいんじゃ？」

堂々とめり込む振り子斧

結局「逃げる」が正解だったようだ。

このゲームではザコとの戦いに何のメリットもない。

のんびり歩きながら逃げていると、目の前にダクソらしい振り子斧が見える。

何故こうも堂々とめり込める（笑）。

やはりステージクリア制か

ゴールのようなものもなく、ただっ広い空間の真ん中に立ったときに突然画面が切り替わって、再び全裸で違う世界に放り出されてしまう。

ここにも篝火とアイテムがありステージにはボロ小屋が並べてあるが、もはやこのゲームのオブジェクトに「障害物」以外の意味などない。

ここまでプレイして一度リセットし、今度は武器も装備もなしでハイキングしてみたが、結局それでもクリア出来てしまった（ボスもなく、敵は1種のみ）。

一度も剣を振ることなく走ることもせずにただ歩いてるだけでクリア出来るRPG（笑）、ゲーム開始からクリアまでの所要時間は約20分で定価620円、これはもはや狂気の沙汰としか言いようがない。

Steamセールで90％オフの62円で投げ売りされているが、今後誰一人として定価で買うことはないであろう（例え62円でも高く感じるくらいだ）。

今回の感想としてはカスタマーレビュー「不評」については論ずるまでもなく「当然の事」として、それ以上に「人としての良心」が彼らにそう評価させたのだと考えられる。

そしてボクはそれでもこのゲームにも最後の希望が残されていると気が付いた。

つまりこれも「人間性」であると・・・。

その真実に気付かせたというだけでも、このゲームが存在する価値はあったのだと。

つまり「不評」とは罪なき初心者ゲーマーを「深淵」から守る最後の希望であり、「レビュアー≒深淵の監視者」と言い換えることが出来るのではないだろうか。

タイトル：Dark Ghost RPG
発売日：2018年4月17日
ジャンル：アクションRPG
パブリッシャー： Ghost_RUS Games

プラットフォーム / PC